2016-02-25 第190回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
例えば、有名な、報道等で取り上げた方をちょっと紹介しますが、青色発光ダイオードの開発でノーベル物理学賞を受賞された中村修二教授、また、元東京大学の教授で現在アメリカのシカゴ大学の、がんペプチドワクチンの開発者である中村祐輔教授、また、がん遺伝子研究の世界的権威である、元京都大学教授で現在シンガポール国立大学の伊藤嘉明教授。私も、いずれも国家としての損失ではないか、こういう認識を持っております。
例えば、有名な、報道等で取り上げた方をちょっと紹介しますが、青色発光ダイオードの開発でノーベル物理学賞を受賞された中村修二教授、また、元東京大学の教授で現在アメリカのシカゴ大学の、がんペプチドワクチンの開発者である中村祐輔教授、また、がん遺伝子研究の世界的権威である、元京都大学教授で現在シンガポール国立大学の伊藤嘉明教授。私も、いずれも国家としての損失ではないか、こういう認識を持っております。
このトップには中村祐輔先生、ヒトゲノムの世界的第一人者でありますし、同時にがんペプチドワクチンも推し進めていらっしゃる、東京大学、当時は医科学研究所の教授でありました。今日は自民党の松下新平筆頭理事もおりますが、一緒にも何度かお会いしたりして御意見を伺ったことがございました。 中村先生はその就任当時、我が国は大学などの研究水準は世界的に見ても高いが、その成果を実用化に結び付ける国家戦略がない。
そこで、がんペプチドワクチンという免疫療法についてお尋ねするんですが、もう今までの治療では駄目だという人が、わらをもすがりたい、分かりますよね、皆さん、これは。だけれども、治験という段階で安全と効果を、これを見ているから、なかなかそこに参加できる患者さんは少ないんです。
その上で、今の御指摘の御質問でありますけれども、全国どこでも質の高いがんペプチドワクチン療法を受けてもらえるよう、平成二十三年度に薬事承認を目指した新たな研究事業を立ち上げ、治験を推進をしています。それを踏まえた対応をしていきたいと考えております。
がんペプチドワクチン、それから丸山ワクチンのようながん免疫活性化療法にも注目すべきではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
○大臣政務官(藤田一枝君) がんペプチドワクチンが、手術、放射線療法、そしてまた化学療法に次ぐ第四の治療法として大変期待をされているということは強く認識をいたしております。
○政府参考人(大谷泰夫君) 荒井先生御指摘のとおりでありまして、またその後段の高度医療評価制度でありますが、こういった制度を用いますと、がんペプチドワクチンにつきましても、高度医療評価会議で承認された一定の要件の下に行われるものにつきましては、保険診療との併用が認められて保険診療部分に医療保険が適用されますので、患者の費用負担は軽減されるということでございます。
厚生労働大臣、がんペプチドワクチン治療というものがありますけれども、大臣はそれを認識し、そしてどんな治療法であるのか、認識されていると思いますので、御説明ください。
○政府参考人(外山千也君) がんペプチドワクチンが手術、放射線療法、化学療法に次ぐ第四の療法として多くの国民の皆様から期待されることは承知しております。 このため、全国どこでも質の高いがんペプチドワクチンを受けてもらえるよう、今年度より薬事承認を目指した新たな研究事業を立ち上げまして、先生先ほど御指摘のように、八課題の臨床研究を採択し、本格的な医師主導治験を実施する準備段階に入っております。
東大医科研が開発いたしましたがんペプチドワクチンの臨床試験において、同研究所の病院で被験者である膵臓がんの患者に起きた消化管の出血が重大な有害事象であったにもかかわらず、東大医科研から同じワクチンの提供を受けて臨床試験をしていたほかの大学には伝えられていなかったという問題でございます。
○大谷政府参考人 平成二十年に東大医科学研究所において、進行しました膵臓がんの患者さんを対象に行われました、がんペプチドワクチンの臨床研究におきまして、消化管出血が発生し、院内には報告されたが、他の共同研究機関に対しては伝えなかったというような報道がなされていることは承知しております。